押し入れから出した羽毛ふとんがにおう!
…そんなときにまず試してほしいこと
「そろそろ羽毛ふとんを用意しようと、
久しぶりに押入れから出してみたら、
なんだかクサい!?」
「クリーニングに出さないとダメ?」
「まさか、買い替えないといけない?」
なんて考えたら、
ちょっと気が滅入りますよね。
でも、もしかしたらそれ、
簡単なことで改善するかもしれません。
知っておくと役に立つかもしれない豆知識、
今回は羽毛ふとんの「におい」のお話です。
羽毛ふとんの中は空気がいっぱい
羽毛は、天然素材であるがゆえに、
多少なりとも生き物特有のにおいがあります。
ダックかグースかでも程度は違い、
充填する前の羽毛の洗浄を
どのように行っているかにもよります。
国内で洗浄されたものは、通常
海外で洗浄を行ったものに比べて
かなりにおいは少ないです。
「買ったときはそれほど気にならなかったのに
シーズンオフにしまっておいたのを再び出したら
においを感じるようになった」という場合は、
ふとんを動かさなかったことで空気の出入りがなくなり、
こもって気になるレベルに増幅している可能性があります。
つまり、そのにおう空気を一気に抜いて、
新鮮な空気を入れてやることで
短時間のうちに改善するかもしれないのです。
具体的には、羽毛ふとん全体を
そっと丸めるなどしてつぶし、
中の空気をぬいてみてください。
そしてしばらく置いておけば、
かなりにおいは減っているでしょう。
その際、あまり強く絞るようなことを
してはいけません。
フェザーの羽軸が布目に穴をあけてしまうと、
細かい羽毛が次々と出てくるトラブルに
つながってしまいます。
あくまでもやさしく。
干す場合もカバーを付けたまま、
炎天下を避け、時間も短めにします。
中に熱がこもった状態で取り込むと、
また湿気を吸ってしまい、
かえってにおいが発生する原因になりかねないからです。
空気を抜いてもにおう場合は思いきってクリーニングを
中にこもった空気を入れ替えても改善しない場合は、
単なる素材のにおいとは別の原因があるかもしれません。
たとえば、汚れを放置したために
カビや雑菌が繁殖してしまっている、
というような場合です。
そうなったらもう、
クリーニングが何より効果的。
……ですがぜひ、
それはプロにお任せください。
「羽毛ふとんは家で洗える」と
解説しているサイトも見受けられますが、
洗濯機や手で洗って干すと、
往々にして側生地の中で羽毛が偏り、
固まったまま乾いてしまうことになります。
「洗ったらふんわりしなくなった…」
そうなってからやっと
業者に相談される方が時々いらっしゃいます。
しかし残念ながら、
それをクリーニングだけで
完全に元に戻すのはプロでも無理!
ということになってしまいます。
クリーニングの際は無理をせず、
お近くの専門店などに
依頼されることをお勧めいたします。
弊社でも羽毛ふとんのクリーニング、
リフォーム(打ち直し)など
ご予約不要で承っております。
お使いの羽毛ふとんについて
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