身体を温めて、病気に負けない体づくりを

新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、首都圏には再び緊急事態宣言が発出されました。

今回制限されるのは飲食店や商業施設の営業時間、テレワークの推進など限定的なようですし、日常生活においてはこれまで以上に、こまめなうがい、手洗い、部屋の換気、マスクの着用など、基本的な感染予防対策を怠りなく行うことが大切です。あとは何ができるのか…。

むやみに怖がってもいけませんが、できることはしっかり対策して、2021年を、新型コロナウイルス感染症に打ち勝った記念の年にしたいものです。

「免疫力を高める」は幻想?

 

家でくつろぐときも、そのまま外でも着られる羽毛の羽織りが、「うっかり冷え」から守ってくれる

新型コロナに感染しても無症状で終わる人の割合は30~50%だと言われています。検査実施に至らなかった人がいることも考えると、もっと多いのかもしれません。でも裏返して言えば、半数かそれ以上の人には何らかの症状が出るということ。

できれば感染したくないし、最悪、うつっても無症状、もしくはごく軽症で事なきを得たい。それが多くの人の願いでしょう。重症化する、しないの分かれ目がどこにあるのか、日々、様々な情報に注目が集まります。

そうしたなかで「免疫力を高めるには?」という話題に触れることも多いかと思いますが、実は「免疫力」は医学用語ではないし、「これをするとこれぐらい免疫力が高まる」という確実なエビデンスもないそうです。

免疫といってもそのシステムは複雑で、たとえば鼻や口などの粘膜を覆っている繊毛や粘液も病原体の侵入を防ぐ働きをしますし、腸内細菌が免疫細胞の活動をコントロールしていることも知られています。あるいは血液中のマクロファージのように細菌や変性物質を捕食する遊走性細胞も病気の発生を抑えます。つまり免疫というのは力というよりはバランスが重要なので、「生活にこれを足すと免疫力もプラスになる」とは言えないのです。

 

古来より伝わる体を強くする習慣

しかし、よい生活習慣によって病気にかかりにくい、かかっても回復しやすい強い体を作ることはできます。
データによって明らかなことばかりではありませんが、人は古来より経験によってそれを知り、伝承してきたということは皆さまご存じのとおりです。

簡単に言えば

  • 十分に眠り、ストレスをためないこと
  • 栄養バランスの整った食事をすること
  • 身体を温める(冷やさない)こと

などです。

なかでも体を温めることは、あらゆる病気と闘う力を養う基礎となり得ます。漢方でいうところの「気・血・水」の巡りを正常に保つためには体を冷やさないことが大切なのです。

 

すぐに始められる「温活」

 

深部体温を上げるために、毎日の入浴はシャワーで済ませずに、浴槽にはった40℃ぐらいのお湯に10分ほど浸かり、体を芯まで温めること。また無理のない運動によって適度に筋肉をつけることも有効です。筋肉にはたくさんの血管があり、それが運動によるポンプ効果で全身に巡りやすくなります。

このように体を温め、温かい血液を全身に巡らせることが、免疫細胞などの働きを活発にすると期待されているのです。

羽毛を充填した腹巻きです。背面に使い捨てカイロを入れるポケットがあります。

そしてもっと簡単な方法が、レッグウォーマー腹巻きを使い、効果的、集中的に体を温めることです。

身体の中心は熱を作り出す重要な部分です。腹巻きで直接温めることにより、そこから血液や津液を介して全身に熱が届けられます。

そして足は、そもそも冷えやすい部位です。太い血管が表面近くを通っているため、ここで冷やされた血液が全身に回ると、セーターやコートなど防寒具を身に着けていても寒い、ということになってしまいます。逆に、足首やふくらはぎを温めれば、体の中心が冷えるのを防ぐことができます。

「それをすることで数値としてどれぐらい効果があるか」という理屈よりも、「体を温めると疲れにくく快適で、気持ちにもゆとりが生まれる」という体験をしませんか。感染症に対しては、できるだけウイルスに触れないようにする基本的な予防行動が大切であることは言うまでもありませんが、そのうえでできることのひとつが、「体を冷やさないこと」。そのために弊社の製品がきっとお役に立つと信じています。

 

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